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2026年春ドラマは視聴率・満足度共に「夫婦別姓刑事」が首位!若年女性のドラマ視聴状況を調査

テレビの視聴状況も変化している昨今、若年女性たちは地上波テレビドラマをどのようにとらえているのでしょうか。
当社が運営するアンケートアプリ「coetto」ではドラマの視聴状況に関する調査を定期的に実施しています。「2026年春ドラマ」に関して、若年女性の視聴率・満足度の高いドラマ作品とその理由、若年女性のドラマの楽しみ方について探りました。

2026年春ドラマ視聴率・満足度共に「夫婦別姓刑事」が首位!「何も見ていない」人は6割以上

2026年4〜6月期に地上波で放送されていた連続ドラマ(以下、春ドラマ)の視聴状況について、10〜20代女性139名に聞いたところ、何かしらの春ドラマを視聴していたと回答した方は30.9%にあたる43名で、「何も見ていない」と回答したのは全体の69.1%に当たる96名となりました。
前回実施した2026年1〜3月期放送の「冬ドラマ」に関しては、60.2%の方が「何も見ていない」と回答しており、冬期放送のドラマと比較しても「何も見ていない」方が増えたという結果になりました。

2025年の視聴状況調査では年間を通して50%前後を推移していたのが、2026年に入って「何も見ていない」という回答が増加傾向にあるように思われますが、これが一時的な傾向なのか、地上波のドラマ離れが2026年に入って進んでいると言えるのか、今後も注視したいところです。

2026年春ドラマ、10代・20代女性の視聴率・満足度トップは「夫婦別姓刑事」。「タツキ先生は甘すぎる!」「サバ缶、宇宙へ行く」も支持を集めている

何らかのドラマを視聴していると回答した43名の方に「今期見ているドラマをすべて選んでください」と質問したところ、もっとも視聴率が高かったのは「夫婦別姓刑事」(20.9%)でした。次いで「タツキ先生は甘すぎる!」(18.6%)、「エラー」(14.0%)、「田鎖ブラザーズ」(14.0%)が同率で続く結果となりました。

また、「今期見ているドラマで1番おもしろいと思うドラマを教えてください」と質問したところ、視聴率トップの「夫婦別姓刑事」(16.3%)が満足度でも首位を獲得しました。続いて「サバ缶、宇宙へ行く」(11.6%)がランクインし、「エラー」(7.0%)、「タツキ先生は甘すぎる!」(7.0%)、「GIFT」(7.0%)の3作品が同率で並びました。

今回の春ドラマ調査では、「夫婦別姓刑事」が視聴率・満足度の両方で首位を獲得しています。同作品は佐藤二朗さんと橋本愛さんのダブル主演で、同じ警察署で働く夫婦でありながら「夫婦は同じ部署に所属してはならない」という暗黙のルールをかいくぐるため、別姓のままバディを組んで事件を解決していく刑事コメディミステリーです。

前回実施した冬ドラマに関する調査では、鈴木亮平さん主演の「リブート」が視聴率・満足度ともにトップとなりましたが「リブート」と「夫婦別姓刑事」には「考察系のミステリー」でありながら、コメディやヒューマンドラマの要素も盛り込みつつ真相究明が進むというような共通点があります。このあたりが若年女性の人気を集めるドラマの特徴と言えるかもしれません。

続いて若年女性から視聴されている「タツキ先生は甘すぎる!」は、不登校の子どもたちが集まるフリースクール「ユカナイ」を舞台にしたヒューマンドラマで、町田啓太さんが演じる主人公・浮田タツキの子どもたちに対する寛容な姿勢が話題となっています。

さらに満足度2位となった「サバ缶、宇宙へ行く」は、福井県の若狭水産高校を舞台に、生徒たちの熱い思いが周囲の大人や町の人々を巻き込んでいく感動の青春・ヒューマンドラマです。北村匠海さん演じるダイビングが趣味の新米教師・朝野峻一が赴任し、「自分たちの作ったサバ缶を宇宙へ飛ばす」という壮大なプロジェクトを立ち上げるストーリーに、引き込まれている若年女性が多いようです。

10代、20代女性がドラマを面白いと感じるポイントは?「たくさん笑える」「演技に引き込まれる」などの声

「1番おもしろいと思うドラマを選んだ理由を教えてください!」と質問したところ、10代・20代女性から次のような回答が集まりました。

「夫婦別姓刑事」
佐藤二朗が面白いから(20代前半・大学生)
夫婦別姓刑事。コミック系で沢山笑えるから(10代後半・高校生)
夫婦別姓警察。コメディドラマでおもしろい(10代後半・高校生)

視聴率・満足度ともにトップとなった「夫婦別姓刑事」には、作品のコメディ要素や笑えるストーリー展開を評価する声が寄せられています。「佐藤二朗が面白い」「たくさん笑える」「コメディドラマでおもしろい」といったコメントからは、肩肘張らずに楽しめる作品として支持を集めている様子がうかがえます。

また、今回寄せられた意見では、ストーリーの考察性や緊張感よりも、「純粋に笑えること」を魅力として挙げる声が目立ちました。日常の中で気軽に楽しめるコメディ作品として、10代・20代女性の心をつかんでいるようです。

「タツキ先生は甘すぎる!」
タツキ先生は甘すぎる。とても感動する話が多い(10代後半・大学生)

「GIFT」
GIFT。みんなの関係性がどんどん変わっていくのがワクワクする(20代後半・専業主婦)

「タツキ先生は甘すぎる!」には「感動する話が多い」、「GIFT」には「みんなの関係性がどんどん変わっていくのがワクワクする」といった声が寄せられました。

仲間たちの関係性に注目する声が寄せられた「GIFT」は、パラスポーツ・車いすラグビーをテーマにしたヒューマンドラマです。堤真一さん演じる孤独な天才宇宙物理学者・伍鉄文人が、問題の多い弱小チームと出会い、仲間たちと心身をぶつけ合う中で「愛」という名のギフトを見出していくストーリーが描かれています。山田裕貴さん、有村架純さん、本田響矢さんといった俳優陣が演じる登場人物たちの関係性も、見どころのひとつとなっているようです。

単に結末が気になるだけでなく、登場人物たちの成長や関係性の変化に魅力を感じる視聴者がいることもうかがえます。感情移入しながら物語を楽しめる作品が支持を集めているようです。

「風、薫る」
主演の2人の演技に引き込まれる(20代前半・社会人)

2026年4月からスタートしたNHKの連続テレビ小説「風、薫る」では、主演2人の演技に心引かれたという声が寄せられました。

「リボーン ~最後のヒーロー~」
内容が笑える(20代後半・社会人)

また、高橋一生さん主演の転生ヒューマンドラマ「リボーン ~最後のヒーロー~」には、作品のユーモアを魅力に感じる声が見られました。

ドラマのおもしろさとしてストーリー展開だけでなく、俳優陣の演技や作品の雰囲気そのものを楽しんでいる様子もうかがえます。視聴中に作品の世界観へ引き込まれたり、気軽に笑えたりすることも、作品選びのポイントになっているようです。

「孤独のグルメ Season11」
グルメがおいしそうだからめちゃくちゃ好きで見てる(20代後半・社会人)

「孤独のグルメ Season11」は、松重豊さん演じる井之頭五郎が、仕事で訪れた街で見つけた飲食店にふらりと立ち寄り、その土地ならではのグルメを味わう人気シリーズの最新作です。

視聴者からは「グルメがおいしそうだからめちゃくちゃ好きで見てる」といった熱量の高い声が寄せられました。ストーリー展開だけでなく、作中に登場する料理や食事シーンそのものを楽しみに視聴している人もいるようです。実際に食べてみたくなるようなグルメの魅力が、本作ならではの支持につながっているのかもしれません。

10代・20代女性が選ぶ、春ドラマで1番好きな出演俳優は?

「夫婦別姓刑事」
佐藤二朗、安定の面白さ(10代後半・大学生)

「1番おもしろいと思うドラマを選んだ理由を教えてください!」でも名前が挙がっていた佐藤二朗さんは、好きな俳優を聞く質問でも「安定の面白さ」と評価されていました。
作品の内容だけでなく、出演俳優を理由にドラマへ興味を持つ人もいることがうかがえます。好きな俳優の出演作をチェックすることが、作品との出会いにつながっているのかもしれません。

「サバ缶、宇宙へ行く」
北村匠海さん。生徒思いな感じがあってる(10代後半・高校生)
出口夏希ちゃん、可愛くて好き(10代後半・大学生)

「サバ缶、宇宙へ行く」では、北村匠海さんや出口夏希さんを支持する声が見られました。

「生徒思いな感じがあってる」「可愛くて好き」といったコメントからは、俳優本人の魅力だけでなく、作品内で演じるキャラクターの印象も好意的に受け止められていることがうかがえます。視聴者が登場人物に親しみを感じられることも、作品への愛着につながるポイントとなっているようです。

「田鎖ブラザーズ」
田鎖ブラザーズの岡田将生さん。 ダルダルなお兄ちゃんの役がはまってる(20代後半・専業主婦)

「田鎖ブラザーズ」は、岡田将生さん演じる刑事の兄と、染谷将太さん演じる検視官の弟が、時効によって裁かれなかった両親殺害事件の真相を追う完全オリジナルのクライムサスペンスです。法では裁けない犯人に立ち向かう兄弟の姿が描かれています。

岡田将生さんに「ダルダルなお兄ちゃんの役がはまってる」といったコメントが寄せられ、役柄との親和性が評価されていることがうかがえます。作品の世界観に自然になじむキャスティングも、視聴者がドラマに魅力を感じるポイントのひとつとなっているようです。

「10回切って倒れない木はない」
志尊淳さん。顔が整っていて演技の中のちょっとした表情の変化が上手いと感じた(10代後半・大学生)

志尊淳さん主演の「10回切って倒れない木はない」は、韓国の財閥御曹司として生きる日本人の青年と、町医者として命に向き合う女性が、互いの過去や試練を乗り越えながら絆を深めていく純愛ラブストーリーです。

ビジュアル面の評価と合わせて、細かな演技表現にも注目されています。セリフだけでは伝わらない感情の動きや表情の演技も、作品への没入感につながる魅力となっているようです。

途中からドラマを見始めたことがある若年女性は約2割。「話題になった」「たまたま見た」がきっかけの上位に

ドラマは毎週決まった時間に視聴するイメージがありますが、近年は見逃し配信サービスの普及により、放送開始後に作品を知った場合でも視聴しやすくなっています。

そこで今回は、若年女性が放送中のドラマを途中から見始めることはあるのか、またどのようなきっかけで視聴を始めるのかについて調査しました。

「あなたは放送中のテレビドラマを途中の回から見始めたことがありますか?」と質問したところ、「まったくない」が54.0%で最も多い結果となりました。「あまりない」(27.3%)を合わせると8割以上となり、若年女性の間では、途中から地上波ドラマを視聴することは少ないようです。

一方で、「ときどきある」(13.7%)、「よくある」(5.0%)と回答した人もおり、2割の方は放送途中からドラマを見始めることがしばしばあるという結果に。また「あまりない」と回答した27.3%の方も合わせると5割弱の方が放送途中からドラマを見始めた経験があることがわかりました。

「SNSきっかけ」は少数派!ドラマを途中から見始めるきっかけは日常の中に

放送中のドラマを途中から見始めるきっかけについて聞いたところ、最も多かったのは「放送中に話題になって気になったとき」(37.5%)でした。次いで「たまたまテレビをつけたときにやっていた」(34.4%)、「家族・同居人が見ていて途中から一緒に見た」(31.3%)が続いています。

一方で、「SNSや口コミで評判を見て」と回答した人は9.4%にとどまりました。

今回の結果からは、若年女性がドラマを途中から見始めるきっかけとして、SNSで話題になった作品を探しに行くというよりも、テレビをつけた際に偶然目にしたり、家族や同居人が視聴しているものを一緒に見たりと、日常生活の中で自然に作品と接触するケースが多いことがうかがえます。

また、「放送中に話題になって気になったとき」が最多となったものの、「SNSや口コミで評判を見て」は少数派という結果となりました。SNS上の評判そのものよりも、学校や家庭、友人との会話などを通じて作品の存在を知り、興味を持つケースも少なくないのかもしれません。
ドラマ視聴のきっかけは、アルゴリズムによっておすすめされる情報だけでなく、家族との時間や何気ないテレビ視聴といった日常の接点にも支えられているようです。

地上波ドラマを取り巻く視聴環境が変化するなかで、若年女性がどのような作品に興味を持ち、どのようにドラマと出会っているのか。ガールズ総合研究所では、今後も定期的な調査を通してその変化を追っていきたいと思います。


※可読性を加味し小数点以下を四捨五入することがあります。
※複数回答の設問については、各項目の割合を合計すると100%を超える場合があります。また、上位の項目のみ掲載する場合、割合の合計が100%に満たない場合があります。

調査概要

「2026年春のドラマ」に関するアンケート
調査対象者​:10代~20代の女性139名
調査方法​:インターネットリサーチ​
調査時期​:2026年5月5日(火)~5月19日(火)​

執筆:Kai

ティーン向けファッション誌やWebメディアでのライターを経験。現在はコスメ、ファッション、推し活や韓国カルチャーなど、トレンド情報に特化した内容を中心に執筆活動を行っています。