20代女性の6割以上がマーラータンを食べた経験がある
その勢いは数字からも見て取れます。20代女性向けのアンケート調査では、6割以上がマーラータンを食べた経験があることが判明しました。ブームの中心とされる若年女性層の間では、すでに身近な存在になっていることが分かりますね。
マーラータンを食べた経験がある若年女性のおよそ9割がリピーター
さらに注目すべきなのが、その高いリピート率です。マーラータンを食べた経験がある若年女性のうち、およそ9割が「すでに2回以上利用している」と回答しており、一度食べた人を継続的なファンへと変えている実態が明らかになりました。
初めて訪れる人を引きつけるだけでなく、何度も足を運びたくなる魅力を持つマーラータン。その人気の背景には何があるのか、そして食後にはどのような行動が見られるのか、その実態を探りました。
マーラータンの魅力①自分好みにカスタマイズできる「体験グルメ」
今回、よりリアルな声を調査すべく、当社で定期的に行なっている女子高校生、女子大学生向けのインタビューでもマーラータンの魅力についてヒアリングを行いました。インタビューを引き受けてくれた女子高校生・女子大学生もマーラータンを好み、何度も足を運ぶことが多いようです。
その中でも、自分好みにカスタマイズできることが魅力であると回答した声を一部抜粋して紹介いたします。
マーラータンの大きな特徴のひとつは、豊富な具材の中から自分の好きな食材を選び、自分だけの一杯を作れる点にあります。野菜やきのこ、肉類、練り物、春雨などを自由に組み合わせられるため、同じメニューでありながら一人ひとり異なる楽しみ方ができます。
また、辛さのレベルも調整できることから、辛いもの好きだけでなく初心者でも挑戦しやすいのが特徴です。何を入れるか考える時間そのものが楽しみとなっており、単なる食事ではなく「自分で作り上げる体験」が価値となっているようです。
お店によっては、麻辣以外にもトマトスープや牛骨スープを選択することができます。そのため、同じお店に行ったとしても、前回とは異なる具材やスープを選ぶことで、また違った体験をすることができるのです。これが、リピート利用につながる理由のひとつなのではないでしょうか。
さらに、友人同士で店舗を訪れれば、お互いの具材選びを見せ合ったり、おすすめの組み合わせを共有したりと、自然なコミュニケーションが生まれます。食事を通じて会話が弾むことも、若い世代から支持を集める理由の一つといえるでしょう。
マーラータンの魅力②SNS映えするビジュアルと話題性
マーラータン人気を語るうえで欠かせないのが、SNSとの高い親和性です。
色鮮やかな野菜や具材が盛り付けられた一杯は見た目のインパクトが強く、写真や動画として投稿しやすいコンテンツとなっています。スープの鮮やかさや具材のボリューム感は視覚的なインパクトがあり、SNS上でも数多くの投稿が見られます。
また、カスタマイズ性の高さによって、一つとして同じマーラータンが存在しないことも特徴です。「自分だけの一杯」を発信できるため、食事そのものが自己表現の一つとして楽しまれていると考えられます。
近年は「何を食べるか」だけでなく、「誰と食べるか」「どのように共有するか」も消費行動の重要な要素になっています。マーラータンは、食事・体験・情報発信を同時に楽しめるコンテンツとして、SNS世代のニーズを捉えていると考えられます。
マーラータンの魅力③ヘルシーに食べられ、気分転換にもなる
マーラータンは、「ヘルシーな外食」というイメージを持たれている点も大きな魅力です。利用者は野菜やきのこ類を中心に具材を選ぶことができるため、「外食をしたいけれど健康にも気を使いたい」というニーズを満たしています。ラーメンやファストフードと比較して罪悪感が少なく、栄養バランスを意識しながら楽しめることが支持につながっているようです。
さらに、今回の調査ではマーラータンが単なる食事ではなく、「リフレッシュ体験」として消費されている側面も見えてきました。辛いスープを食べることで身体が温まり、自然と汗をかくことで、食後には達成感や爽快感のようなものを得られます。日常のストレス発散や気分転換の手段としてマーラータンを楽しむ人も少なくありません。
食後に生まれる「クールダウン消費」
また、食後の行動を紐解くと、マーラータン体験は食事で終わらないことがわかりました。
20代女性に「マーラータンを食べた後に欲しくなるもの」について調査を行ったところ、半数以上の方が「アイス・冷たいドリンク」が欲しくなると回答しました。
辛さによって上昇した体温を下げるためにアイスクリームや冷たいドリンク、口直しのためにガム・タブレットを欲する傾向にあるようです。これは単なる口直しではなく、身体をクールダウンさせたい、切り替えたいという欲求に基づく消費行動だと考えられます。
食事によって身体を温め、汗をかいてリフレッシュし、その後に冷たい飲食物で火照った口の中や気分を落ち着かせる。この一連の流れそのものが、マーラータンを楽しむ体験の一部になっているのです。
つまりマーラータンは、「食べる」だけではなく、「選ぶ」「共有する」「発信する」「リフレッシュする」「クールダウンする」といった複数の要素が組み合わさった体験型の消費として定着しつつあるといえるのかもしれません。
マーラータン人気は今後も継続する可能性…
今回の調査を通じて、若年女性のマーラータン利用は、単なる「食事」だけでは捉えきれない側面があるように感じられました。
自分好みにカスタマイズできる楽しさや、SNSで共有したくなる見た目の魅力、ヘルシーなイメージといった思わずリピートしてしまう多くの要素があると考えられます。
マーラータンは「おいしいから食べる」だけではなく、自分なりの選び方や楽しみ方ができる食体験として受け入れられているように感じます。今回の高い利用率やリピート率の背景には、こうした体験価値も影響しているのではないでしょうか。
調査概要
調査対象 :20代女性289名 高校生大学生6名
調査方法 :インターネット調査、対面インタビュー
調査期間 :2026年5月
※本文中の数値はすべて少数点第2位で四捨五入しています。
執筆者
執筆:mimi
フリュー株式会社 ガールズ総合研究所所属
ティーン向けWebメディアでのライターを経験。 現在SNSマーケターとして活動しながら、ガールズのリアルを「大人」にも分かりやすく発信するため執筆活動も行なっています。





