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*2021年夏 自社調べ

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【韓国インバウンド調査】若年女性層にとってプリントシール機は日本らしさを感じる訪日体験だった

2025年は日韓国交正常化60周年にあたり、各種のイベントが催されました。
日本政府観光局(JNTO)の統計上、隣国・韓国からの訪日外客数(2025年1月~12月)について国・地域別で最も多く、全体の22.1%を占めます。また2026年1月時点で全市場初の単月 110 万人超えと、韓国からの訪日客の更なる増加が期待されます。(「日本政府観光局(JNTO)」)
上記のうち一定、プライベート需要の訪日もあると考え、滞在中にどのように思い出を残しているのかに着目し、韓国に居住する15~29歳の女性(以後、「韓国在住若年女性」と表現)を対象に、訪日状況と訪日時の撮影行動、また自国での撮影行動に関するアンケートを行いました。

韓国在住若年女性の海外旅行はアジア一択、その中心はやっぱり日本だった

韓国在住若年女性のうち31.3%が、直近1年にプライベートで海外旅行をしておりました。その旅行先を見てみると、まず目立つのが「アジア」への集中ぶりです。93.0%がアジアを選んでおり、他地域を大きく引き離す結果となりました。距離の近さや費用の手頃さ、短期間でも行きやすい気軽さが、依然として強い支持につながっていると考えられます。

※SC結果より

さらに興味深いのは、そのアジアの中で「どこに行ったのか?」という点です。2位以下に50ポイント以上の大差をつけて「日本」への旅行が74.5% と圧倒的多数を占めていました。“アジア旅行=日本”が定番ルートとして定着していることがうかがえます。
いずれにしても、アジア人気の高さと、日本の存在感の強さは、韓国在住若年女性にとって旅行トレンドを象徴する結果と言えそうです。

※SC結果より/nは海外旅行先で「アジア」を選んだ回答者

体験済みは4割、未体験者も8割が関心──訪日若年女性に広がるプリントシール機体験

直近1年に訪日経験のある韓国若年女性(200ss)を対象に、“日本の加工を伴うプリントシール機”の認知や撮影経験について聞いたところ、38.0%が「実際に撮ったことがある」と回答する結果になりました。訪日観光客のあいだでしっかり体験として根づき始めている様子がうかがえます。

※本調査結果より

直近1年に訪日経験のある韓国若年女性のうち、日本のプリントシール機について「知ってはいるけれど、まだ撮ったことがない」(上図の「認知×撮影経験なし」)という層(80ss)に着目してみると、実はその77.6%が「興味がある」と回答していることがわかりました。認知はされているものの未体験という人たちのなかでは、いつか試してみたいとポジティブに受け止めている状態です。

※本調査結果より/nはプリントシール機を認知しているが撮影経験がない回答者

興味があると答えた理由の詳細について以下のようなコメントがありました。
SNSで見た可愛い仕上がりへの憧れや、旅行の記念にちょっとした写真を残したいという気持ちが興味のベースになって、プリントシール機が訪日観光客の“やってみたいリスト”に入っているのかもしれません。

「顔加工機能が面白そうだから。自分の顔なのに自分の顔じゃない感じがして、楽しいと感じた」
「流行っていることもあり、一度くらい思い出用に撮ってみたい」
「クリエイティブなお絵描き機能で、写真の上に直接描いて個性を表現できる」
「日本のポップカルチャーの象徴であり、本場の日本の若者文化を直接体験する最も分かりやすい方法の一つである」
「友達とわいわいしながら、楽しい思い出を作れる点に興味がある」


最後に参考値として、直近1年以内に訪日経験のある韓国若年女性を対象に、韓国国内でのフォトブース撮影経験者にはフォトブースに求めている点を、また日本のプリントシール機撮影経験者には、そこに求めている点をそれぞれ尋ねました。
本項では、日本のプリントシール機が、韓国のフォトブースと比較してどのような点で価値を評価されているのかをご紹介します。
国内のプリントシール機のほうが特に高い評価を得ていた項目を並べてみると、まず目立ったのが「話題・ネタ作りになる」という点でした。単なる写真撮影にとどまらず、 “体験としての面白さ”が強く支持されていることがうかがえます。
続いて高かったのが、「楽しい時間を過ごせる」という評価です。仕上がりの可愛さだけでなく、撮影のプロセスそのものがエンタメ化されているからこそ、友人同士でわいわい楽しめる“軽いアクティビティ”として受け入れられているのかもしれません。

※本調査結果より/日本のプリントシール機のnは、プリントシール機の撮影経験がある回答者。韓国のフォトブースのnは、韓国のフォトブースの撮影経験がある回答者

今回の調査結果から、韓国在住若年女性にとって訪日旅行は“特別なイベント”というより、かなり身近な選択肢になっていることが見えてきました。プリントシール機への関心の高さも同様で、未体験者であっても強い興味を示しており、訪日旅行中の“やってみたいアクティビティ”として確実に定着しつつあることがうかがえます。
実際、プリントシール機を「日本のポップカルチャーの象徴」と捉える声もあり、ラーメンや街歩き、夜景といった定番の日本体験に並び、“日本らしさを味わえる文化体験のひとつ” として評価されている点は非常に興味深いポイントです。食事や景色を楽しむように、加工を楽しめるプリの撮影プロセス自体が、訪日旅行の満足度を押し上げる要素になっているのかもしれません。
さらに、未撮影者の77%超が「興味あり」と回答していることから、リピート訪日時には初めての撮影につながる可能性があります。また、韓国からの訪日外客数は今後も伸びが期待される市場であるため、プリントシール機の潜在需要そのものが拡大していく余地も大きいといえるでしょう。

調査概要

調査案件 :韓国居住者の訪日時の撮影行動に関する調査
調査対象者:リサーチ会社登録パネル(SC回答者1736ss、本調査回答者200ss)
      ※直近1年に日本へ旅行したことがある方を本調査対象とした。
調査方法 :ウェブアンケート
調査時期 :2025年9月
調査企画者:林 佑樹