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*2021年夏 自社調べ

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道路交通法改正「ながらスマホ」が認知度トップ。若年女性の自転車利用に関する意識調査

2026年4月1日に改正される道路交通法により、自転車の交通違反に「交通反則制度」が導入されます。危険な運転に関しては青切符が切られるようになり、自転車の利用者にとってはさらなる注意が求められることになります。

通勤や通学で使う方も多く身近な乗り物である自転車について、若年女性の利用実態と安全意識を探るため、当社の運営するアンケートアプリ「coetto」の10~30代の女性モニターを対象に、自転車利用に対する意識調査を行いました。

自転車をほぼ毎日使う人が18.2%。週1以上利用する人は35.9%

「普段、どのくらい自転車を利用していますか?」と質問したところ、「現在は利用していない」が最も多く47.7%。次いで「ほぼ毎日」が18.2%、以降は「週に4~5日程度」7.4%、「週に2~3日程度」6.3%、「週に1日程度」4.0%と続き、週に1度以上利用する人を合算すると35.9%でした。
今回の回答者のうち約半数が「現在は利用していない」と回答した一方、週に1度以上利用する人も3割以上いることがわかりました。

利用タイミングは「通学」が最多の37.0%。その他の項目も2割越え

「普段、どのようなときに自転車を利用していますか?」という質問に対しては、「通学」が37.0%と最も多く、2位の「買い物」が34.8%と僅差で続く結果に。以降は「近場の移動手段として」が30.4%「通勤」や「友人と遊ぶ」ときも2割を超えました。

それぞれの項目の回答が2〜4割の選択割合となっており、自転車は日常を支える移動手段として多岐にわたり活躍していることが見受けられます。

ヘルメット着用のルールはなく、着用していない会社・学校が多い

2023年に行われた道路交通法改正で、すべての自転車利用者に対してヘルメットの着用が「努力義務」となりました。
罰則を伴わない「努力義務」ではありますが、法改正を受けて通勤通学時の自転車利用に関して独自のルールを設定した企業や学校もあるのではないかと考え、ヘルメット着用に関する状況について伺いました。
「通勤先や学校などで、自転車のヘルメット着用についてのルールはありますか?」と聞いたところ、通勤・通学に自転車を利用している方の中では「ルールはなく、着用していない」と回答した人が21.6%と最多の結果になりました。

そもそもルールがあるか知らない人や、ルールがあってもヘルメットを着用しない人もおり、調査を実施した2026年1月の時点ではヘルメット着用に関する意識はあまり高くないと言えそうです。

改正後、罰則内容の認知度は「ながらスマホ」が最多の71.0%

2026年4月の道路交通法改正についての理解・認識はどこまで進んでいるのでしょうか。

2026年4月以降に道路交通法違反となる、または取り締まり・罰則が強化される内容について、アンケート回答時点で知っていた項目を選んでもらったところ「自転車でスマートフォンを操作しながら走行すること(ながらスマホ)」の認知度が最も多く71.0%でした。
次いで「イヤホン・ヘッドホンを使用し、周囲の音が聞こえにくい状態で運転すること」で59.1%、「酒気帯び状態で自転車に乗ること」58.0%と続く結果となりました。
「二人乗りや並走など、危険とされる走行方法」「傘差し運転や片手運転など、安定した操作ができない乗り方」の項目に対しても、回答が過半数を超える結果となりました。

今回の質問は、自転車を「現在は利用していない」と回答した47.7%の人も合わせた回答です。にも関わらず過半数となる項目については、認知度がかなり高いと言えるのではないでしょうか。
特に「自転車でスマートフォンを操作しながら走行すること(ながらスマホ)」は71.0%と多くの人に認知されており、自転車が自動車と同じように扱われるようになることが広まってきていると言えそうです。

改正後の不安は「知らないうちに違反してしまいそう」が過半数に

続いて改正後の自転車利用に関する不安について伺いました。
不安を感じる方が最も多かったのは「知らないうちに違反してしまいそう」で50.6%と、過半数の人が選択する結果となりました。次いで「ルールが細かくなり、何が違反かわからなくなりそう」で46.0%、「車道を走ることが増え、車との接触が怖い」で33.0%と続きます。

改正後のルールに関する認知度は高まってきているものの、普段自転車を利用する際に染みついた行動を変えるのは簡単ではないのかもしれません。
また「安全に走れる自転車レーンが少ないこと」「歩道を走れない場合、どこを走ればいいかわからない」など、ルールについては認知していても、車道が狭いなどの理由で遵守することが難しいといった不安を感じている人も目立ちました。

「ながらスマホ」「ライト点灯」に気をつけたい人が3割越え

「今回の道路交通法改正をきっかけに、今後自転車に乗る際に気をつけたいと思うことはありますか?」と質問したところ、「スマートフォンを操作しながらの走行をしない」が最も多く34.7%でした。その他「夜間は必ずライトを点灯する」や「できるだけ車道のルールを意識して走行する」などの項目も3割前後の方が選んでいます。

ヘルメットの着用に関しては、「努力義務」であるため、未着用による罰金や取り締まりは現時点ではなく、回答も13.1%にとどまる結果となりました。

改正後も自転車利用継続派が45.5%の一方、利用頻度減少派も31.3%

「道路交通法改正後も、今と同じように自転車を利用したいと思いますか?」という質問に対しては、「少し気をつけながら利用したい」が最も多く23.9%でした。全体を見ると、改正後も利用継続意向にある人が45.5%。一方で利用頻度減少意向にある人も31.3%いるという結果に。
改正後は規則が厳しくなるものの、自転車レーンなどの整備が進んでいない道路が多いこともあり、利用に不安が伴う人も少なくないようです。

「車との距離の近さが怖い」の声多数

最後に「自転車を利用していて、危ないと感じた経験があれば教えてください」という質問に対し、自由回答でお答えいただいた内容をご紹介いたします。

車との距離が近い

・車道の左側端を走っている際、車がキワキワで追い抜かしてきたり、信号待ちの時に無理な幅寄せをされた経験がある(15~19歳・大学生)
・歩道が走れないと車と接触しそうになって怖い(20~24歳・専門学校生)
・大型車が通った際に風に煽られて車道に倒れそうになった(20~24歳・社会人)
・路駐車があるとき避けて走るのが怖い(25~29歳・無職)

車道で転んでしまう

・歩道と車道切り替わりのところに引っかかってよく転んでいた(15~19歳・高校生・高専生)
・自転車で転んでしまった時、車道側に倒れてしまったらと考えると不安です(15~19歳・高校生・高専生)

ライト

・ライトつけてたけど、上り坂だったので対向車から見えなかったらしく接触しかけた(20~24歳・社会人)
・向かいから無灯火の自転車が来ているのに気が付かず、ぶつかりそうになった。(25~29歳・社会人)

利用しない人の意見

・普段自転車を利用しないです。 混雑してる駅前などで、自転車に乗ってる人がいるとぶつかりそうで危ないと感じる時があります。(20~24歳・社会人)

いただいた回答の中で特に多くあがっていたのが「車との距離が近く怖い」という声です。自転車専用レーンも、道路の幅は変えずに付け足したような道路が多く、怖いと感じる人が多いようです。また、路上駐車があった場合も避けながら走ることに不安があるとの声が多数あがりました。

酒気帯び運転やながらスマホなど、自転車の危険な運転に罰則がかけられるようになる道路交通法改正。高い認知度や意識があり、法改正をきっかけに安全意識が高まりつつあることがうかがえました。
一方で「車との距離が近いこと」や、路上駐車車両の危険性など、自転車利用者にとって環境の整備が追いついていないと感じている声もあり、行政の働きかけはもちろん、自動車ユーザー、自転車ユーザーがそれぞれに安全意識を高めていくことの必要性が感じられました。

※可読性を加味し小数点以下を四捨五入することがあります
※本調査内の法改正に関する説明は、一般的な理解を助けることを目的としたものであり、内容の完全性・最新性を保証するものではありません。
記載内容と実際の法令が異なる場合もあり得るため、具体的な行動や判断の根拠とすることは避け、必ず最新の公的情報をご確認ください。

調査概要

自転車利用に関するアンケート
調査対象者​:10代~30代の女性176名
調査方法​:インターネットリサーチ​
調査時期​:2025年12月18日(火)~2026年1月1日(火)​

執筆:望月直

2000年生まれ。美大付属中高・美大を卒業し、トレンドやアートカルチャーに興味を持つ。自身もZ世代である強みを活かし、若年女性の価値観に迫る。現在はフリーランスのグラフィックデザイナー・ライターとして活動中。