プリントシール機シェアNo.1*のフリュー株式会社の調査機関「ガールズ総合研究所」によるガールズ実態調査メディア

*2021年夏 自社調べ

【2026最新】10代20代の選挙に対するリアルな意見を調査

今回の調査では、22年4月1日より成人年齢が20歳から18歳に引き下げられたことを踏まえて、「法改正によって18・19歳の時点で成人となった年代の方々」「」を区切り、前後の世代との違いがないかという切り口で調査を進めました。

若年層、選挙行ってる?

選挙の時期になると、メディアやSNSでも若者に対して「選挙に行こう」といった呼びかけをする声や施策が多く見受けられます。未来を担う10代20代の若者は、選挙に対してどのような思いを寄せ、何を感じているのでしょうか。その実態やリアルな声を調査しました。

前提として、今回アンケートをとったのは以下の世代別となります。


18歳未満:未成年
18~22歳:18歳成人世代(民法・公職選挙法双方の改正後に成人・有権者となった世代)
23~29歳:成年年齢引下げ前に有権者となった世代


「若年層は、選挙に対する意識が低い」といったメディアでの声を耳にしていると、予想よりもかなり関心が高いことが分かります。

18歳未満の未成年の意欲も調査

調査した92名のうち、約9割が選挙へ行こうと意欲的な姿勢をみせています。

実は、有権者、未成年の回答結果から非常に面白い考察ができたので、もう少しアンケートの結果を見てみましょう。

選挙に前向きな若年層、どうして選挙に行くの?

選挙に対して前向きな意思を示す方々のリアルな意見はこうです。

将来の生活が関わってくるといったところで、選挙に前向きな意欲を向ける方が多いようです。次に多いのが、「家族や友人が選挙に行くので自分も行く」という理由。これは、自発的に行く、というよりは周りの影響を受けて、あるいは周りの目を気にして行くといった理由も、少なからずあるように筆者は捉えました。

表向きでは「選挙への関心は高い」と認識できるものの、その中身を探ってみると周囲に影響されて選挙へ行っている層も少なくないと考えられそうです。可能性のひとつとして、選挙権を得てから初めは周りの影響を受けながら投票に行くものの、次第に確固たる目的ができて自ら選挙へ足を運ぶようになるのかもしれません。

18歳未満の未成年はどんな理由があるのか

選挙に対する非常に高い関心を示している未成年が思う、選挙に行こうと思う理由についてアンケートを行なったところ、一番ポイントが高いのは、有権者と同じ「将来の生活に関わるから」といった理由でした。次いで、「自分の意見を政治に反映させたい」といった理由が入ってきますが、ここは有権者と大きく異なる理由だと感じています。

有権者は何となく感じると思いますが、「自分の意見を政治に反映させる」というのはなかなか難しいものです。しかし、まだ選挙経験のない未成年が、将来への希望を持って「自分の意見を政治に反映させたい」と考えているのであれば、それは未来を担う次世代に大きく期待できると感じています。

選挙に後ろ向きな有権者、リアルな声が聞けました

一方で、数少ない人数ではありますが、選挙に対して後ろ向きな声を持つ方も。


調査の結果を見てみると、選挙に行かない理由に対して「あてはまるものはない」と回答している方が多く見受けられ、選挙に対して関心がまったくないのでは、という予測ができます。選挙について考える機会がない、自分の生活に大きく関わるものに興味を持たない、そういった層も一定数いるのかもしれません。

18歳未満の未成年の後ろ向きな理由

一番多いポイントとなったのは「政党の政策や候補者の違いがよくわからないから」です。確かに、政策の内容もそれぞれであり、比較したり良し悪しの検討がつかない方も多いように感じています。

最近では、選挙が宣言されてから投票に至るまでの選挙期間に、それぞれの政党の特徴や公約に関するまとめサイト、SNSを通じて発信するアカウントも見かけるようになりました。一方で、情報の正確性に疑いがある可能性も少なくないのがSNSです。情報の真偽の見極めをしつつ、選挙への関心がまだ薄い方も、身近なSNSを通して少しでも情報を追うことができると、違いなどが理解でき少しずつ興味・関心が沸いてくるかもしれませんね。

ただし、残念ながら今回の調査では、回答者が8名という少ない人数だったことから、若い有権者が選挙に行かない明確な理由を突き止めることはできませんでした。

若年層が思う、選挙に行く人が増える取り組みって?

今回のアンケートで回答頂いた方の多くは、選挙への関心が高い結果となっていますが、さらに関心を高めていくために、どのような取り組みをしたら選挙へ行く人が増えるのか、世代別でアンケートをした結果がこちらになります。

現在は、住まいの地域によって投票できる場所が指定されていますが、自宅から遠かったり、普段は行かない方面だったりと、やや不便に感じる人も少なくないようです。生活導線上にあることで、より気軽に投票ができるといったところから、「投票所の設置場所を増やす」への回答ポイントが高いのではないでしょうか。

ルール変更することで、メリット・デメリットは生じるとは思いますが、筆者個人としても、有権者の声を拾い、改善できる点はどんどん改善が進められるといいなと感じています。

選挙に行くと受けられるサービス、みんな知ってる?

実は、選挙に行くと割引等のサービスが受けられる取り組みがあります。(※1)

投票後、投票済証明書や投票所にて撮影した写真がクーポン代わりとなり、提携している飲食店等で割引サービスが受けられるお取り組みとなっています。

アンケートの結果からも分かるように、半分以上がこの取り組みの認識をしています。


※1)一部地域では実施していないケースもございます。

お得なサービスは認知度をもっと広げるべき

このようなサービスがさらに広まることで、「割引サービスが受けられるのなら、選挙に行ってみようかな」という気持ちになる有権者も少なくないのではないでしょうか。まだまだ認知が広まっていない取り組みに関しては、さらに広めることで投票率も上がる可能性があるように感じます。

若年層が思う、選挙に対する本音

今回、インターネット調査以外にも、高校生から大学生の女性5名にヒアリングを行ないました。



Aちゃん(高2)

選挙は行ってみたいなと思ってます!学校では全然話は出ないんですけど、SNS(TikTok)でディベート大会を見るのが面白くて興味が沸きました。



Bちゃん(大1)

先日投票しました!親に行けって言われて行ってます(笑)

自分に合う政党がどこなのか、診断サイトを見た後に投票先決めたりしてます。

投票したらスタバカードもらえるって言われたら毎回絶対に行っちゃいますね。



Cちゃん(大1)

高校からずっと選挙に行ってます。政治経済という授業があって、先生にも「若い人の意見が必要」と言われたので、そこから毎回ちゃんと行ってます。投票前に、サイトを確認したり、事前に色々調べてから投票してます!



Dちゃん(高1)

選挙は絶対に行きたいです!学校内で模擬選挙もやってるんです。個人的に、行かないっていう選択肢はないですね~。



Eちゃん(大1)

行ってもいいかな~とは思いますけど、正直誰に、どこに投票したらいいのか判断つかないし分からないです。親も行ってないので…。

投票してQUOカードとかもらえたら行くかもしれないですね。

選挙へ行くきっかけはひょんなことから始まる

「親が行くから一緒に行く」「選挙の宣伝を見たから行ってみる」「好きな有名人が選挙に行くと言ってたから自分も行く」「割引サービスを受けるために行く」

そのきっかけを社会が作り出すことで、より多くの有権者が選挙に興味・関心を示し投票率も上がっていくのではないでしょうか。

調査概要

調査対象 :10代~20代女性393名(内、インタビュー5名)

調査方法 :インターネット調査、対面インタビュー

調査期間 :2025年11月

※本文中の数値はすべて少数点第2位で四捨五入しています。

執筆者 :mimi

ティーン向けWebメディアでのライターを経験。
現在SNSマーケターとして活動しながら、ガールズのリアルを「大人」にも分かりやすく発信するため執筆活動も行なっています。