「自然界隈」が若年層女性に刺さっているらしい
突然ですが、「自然界隈」という言葉をご存知ですか?まず第一に、「界隈」とは特定の趣味嗜好が一致したり、何かしらのコミュニティに属していることを「○○界隈」と呼んでいます。これは、SNSから流行り始めた用語であり、アニメが好きな人たちを「アニメ界隈」、美容が好きな人たちを「美容界隈」などと、俗称がつけられるようになりました。最近では、お風呂に入ることをキャンセルする人たちのことを「風呂キャン界隈」と呼称することでSNS上でバズるなど、今もなお「○○界隈」という俗称が日々新たに作られています。
その中で、若年女性にヒットしているのが「自然界隈」です。
「自然界隈」とは?
TikTokやInstagram等のSNSにてハッシュタグが拡散され続けている「自然界隈」とは、簡単に言えば自然が多い場所へ行きリフレッシュしに行動する人たちのことを指します。コロナ禍を経て、これまでの日常がようやく戻ってきましたが、デジタル社会での情報量の膨大さや、人間関係でのストレスを抱える層が一定数いるのも現実です。そこから、「デトックス」を兼ねて自然のある場所へリフレッシュしに行く若年女性が増えたのだと考えられます。
「自然界隈」の認知度は10代が圧倒的
「自然界隈」という言葉の認知度は10代が圧倒的でした。SNSを多く利用し、○○界隈という言葉を利用することが多い10代だからこそ、身近に感じられているのかもしれません。
今回は「自然界隈」を認知している方からの声を元に記事を執筆しました。
「自然界隈」の実態について探ってみましょう。
SOS!デジタルデトックスしたい女性が急上昇中!
調査の結果からわかるように、自然に触れたいと思っている女性がどの年代も60%以上いることがわかっています。
ストレスを感じると自然に触れたくなる心理現象も
「Q自然に触れたいと思うときはありますか?」の問いに対して「はい」と回答した方々に、どのようなときに自然に触れたくなるのかを調査しました。
一番多かったのは「ストレスを感じたとき」次いで「気分をリセットしたいとき」と、気持ちがマイナスに傾いているときに自然に触れたくなる女性が多いように感じます。
「自然界隈」、低コストであることが魅力◎
実は、「自然界隈」の予算がかなり低コストであることが今回の調査でわかっています。
自然がある場所へ行く小旅行、たとえば「山登りに行きその後宿泊する」となると、道具を揃えたり、事前に宿泊施設を探して予約をしたりと、手間がかかり予算が高くなる印象があります。ただ、「自然界隈」はそうではない様子が見受けられます。
今回の調査では、10代は5,000円以下で済ませる女性が圧倒的でした。20代・30代女性は学生が減ることもあり、予算が倍以上上がることが予想されましたが、5,001~10,000円が最も多く、どの年代も10,000円以内に収めていることがわかりました。
「自然界隈」こんな場所に行っています!
Aさん(16歳)
「友達と自然を感じられるカフェに行ってチーズケーキを食べました。」
Bさん(25歳)
「紫陽花を見に、山の中にあるお寺に行きました。風鈴が飾られているところや、紫陽花と傘が並んでいるところが綺麗だったので写真を撮りました。」
Cさん(24歳)
「友達と2人で熱海にある來宮神社へ行きました。晴れていたので神社内にあった外のカフェで心地よい風をあび、木々を見ながらゆっくりと過ごしました。」
Dさん(22歳)
「彼と長野観光へ行きました。牧場へ行ったり、山道や畑の広がる平原をドライブしたりしました。ここからの景色がとても綺麗でした。」
実は、「デトックス」といいつつも、「映え」を求めているのが「自然界隈」
デトックスのために自然へと足を運ぶ女性たち。実は自然に行ければいいというわけではないようです。「自然界隈」の面白いところは、自然があるところへ出向き、デトックスはしつつも映えるスポットを求めている部分です。
ただ自然のある場所へ行くだけではなく、その場にある「映え」を写真に収めることも「自然界隈」の特徴のようでした。
「自然界隈」が定着しつつある理由
1:誰でも“気軽” に楽しめる
何かを始めるとき、ハードルが高いからとつい行動ができなくなることはありませんか?「自然界隈」は気軽に楽しめるハードルの低さもポイント。
たとえば、近くの広場でピクニックをしてみたり、電車で30分程度の場所でハイキングを楽しんだり…。
2:低コスト
予算を低く見積もっても楽しめる上に、満足度が高いことから、低コスパで楽しめるのが魅力的です。
3:やっぱり…映え!
自然に触れてデトックスしながら映えを楽しむのも自然界隈の醍醐味。近場のカフェやおしゃれスポット、レトロなローカル電車に乗車して非日常を楽しむ女性も多いようです。
自然がある場所へ行こうとすると、道具やファッションを集めるイメージもあり、敷居も高く感じられていましたが、そのハードルの低さに魅了されている若年女性が増えているのかもしれませんね。
SNSで広がる「#自然界隈」を検索するのも楽しみのひとつ
TikTokやInstagramで「#自然界隈」を検索すると、多くの投稿が確認できます。“予算5,000円で日帰り旅行” と題して、先々でかかった費用や訪れた場所を掲載して自然界隈を楽しむ様子が見受けられます。他にも、おすすめスポットを提案している投稿や、季節によって低コストで楽しめる場所を紹介している投稿等、見ているだけでワクワクするようなものも。
最近では、おしゃれなピクニックセットを貸し出しするカフェや施設も増えてきており、自然界隈の心をよりときめかせる企画やイベントを提案していけると、さらに自然界隈が盛り上がる予感がしています。
調査概要
調査対象 :10代女性284名 20代女性255名 30代女性265名
調査方法 :インターネット調査
調査期間 :2025年10月
※本文中の数値はすべて少数点第2位で四捨五入しています。
※画像はアンケート回答者から提供いただいたもの、また筆者が撮影した画像となっております。
執筆者:mimi
ティーン向けWebメディアでのライターを経験。
現在SNSマーケターとして活動しながら、ガールズのリアルを「大人」にも分かりやすく発信するため執筆活動も行なっています。








