暑い夏に欠かせない日焼け対策
まだまだ続く暑い日々。2025年は6月時点で30℃を超える気温が日本各地で観測され、熱中症対策を早くから開始するようメディアでの呼びかけが多く見受けられました。夏に欠かせないのが暑さ対策、そして日焼け対策です。美白思考の女子高生、女子大生は、どのように日焼け対策を行なっているのでしょうか。調査内容に触れていきたいと思います。
女子高生、女子大生の8割が日焼け対策をしている
女子高生、女子大生80名に日焼け対策をしているのか調査したところ、「はい」と回答した方が85.0%という回答結果が。ほとんどの人が日焼け対策に気を遣っているようです。
一方で「いいえ」と回答した方に理由を聞くと、以下の回答が挙がりました。
「日焼け止めを塗っても、汗で流れて意味がなくなってしまう」
「肌が特定の薬品に弱く、日焼け止めは反応してしまうことが多いので避けている」
「日焼け止めを買うのにお金がかかるし面倒だから」
「よほど長い時間外にいないと体質的に焼けないから気にしていない」
「日焼けすることを気にしていない」
中でも「日焼け止めを塗るのが面倒」という回答が多く、手間になるのも日焼け対策に意識が向かない要因になっているのかもしれません。
忙しい女子高生、女子大生、毎日日焼け対策してるの?
日焼け対策している人が圧倒的という結果がわかったものの、学校にバイトに遊びに忙しい女子高生、女子大生は毎日日焼け対策をしているのでしょうか。
先ほどの質問に「はい」と回答した68名の女子高生、女子大生に日焼け対策している理由を問いかけると以下のような回答結果になりました。
「毎日」と答えた方が60.3%と半分以上の結果に。自身のために毎日小まめに日焼け対策をしているんですね。次いで「週4~6日(26.5%)」「週2~3日(10.3%)」と続きますが夏本番を感じる季節ともなると大半の方が週の半分以上は日焼け対策をするよう心がけているようです。
日焼け対策する一番の理由は「肌のシミ・シワ予防」のため
女子高生、女子大生の日焼け対策は一体何のためなのでしょうか。調査を行なうと以下のような回答が得られました。
理由として一番多かったのは「肌のシミ・シワ予防(42.6%)」次に「制服焼けを避けるため(33.8%)」「肌のくすみ予防(32.4%)」と続きます。
学生あるあるな制服焼け。スカートと靴下間の露出分のみ焼けてしまい、私服で出かける際に足の肌色にムラができることに対してネガティブに思うガールズも多いようです。
また、「その他(7.4%)」を選択した方からは以下のような対策理由が挙げられました。
「帽子をかぶって顔の日焼けを対策しています」
「アームカバーをして腕の日焼けを防いでます」
「なるべく日陰を歩くようにしてます」
女子高生、女子大生が肌のシミ・シワを一番に気にしているという回答に驚きを感じつつも、未来の自分が肌トラブルで悩まないよう、対策をしている姿勢が見受けられます。
筆者は、学生の頃からいまだに「10年後、シミシワが出ないように今から日焼け対策した方がいいよ」と、母親や女性の先輩、上司からもずっとアドバイスをもらってきました。もしかしたら、今回回答してくれた女子高生、女子大生の中にも、人生の先輩からのアドバイスとして日焼け対策を勧められている人もいるかもしれませんね。
日焼け対策の方法は「日焼け止めを塗る」が圧倒的
日焼け対策をするといっても方法はいくつもあります。女子高生、女子大生はどのような方法で日焼け対策をすることが多いのか調査してみました。
圧倒的な日焼け対策として「日焼け止めを塗る(94.1%)」が挙げられ、次に「日傘を差す(63.2%)」「長袖を着用する(30.9%)」と続きました。日焼け止めは、女子高生、女子大生の間でも馴染み深い日焼け対策方法となっているようです。
女子高生、女子大生の日焼け止め事情
では、女子高生、女子大生はどのような日焼け止めを使用しているのでしょうか。年々日焼け止めの種類が増えていますが、人気の日焼け止めの種類はあるのか調査いたしました。
日焼け止めは「クリームタイプ」が圧倒的人気!
調査の結果、「クリーム(89.1%)」次いで「スプレー(40.6%)」、「ミスト(21.9%)」と続きます。
日本で日焼け止めが販売されるようになったのは大正時代といわれていて、当時からクリームタイプが愛されてきました。平成になるとスプレータイプ、スティックタイプ、ミストタイプ等が発売され、この辺りは歴史がまだ浅いアイテムですが、使用している方も見受けられ、着実に世間に浸透してきているようです。
女子高生、女子大生の日焼け止めに対する「予算」
日焼け止めは価格帯もさまざまです。ワンコインで買えてしまうような低価格帯の日焼け止めもあれば、手に取ったら思わずフリーズしてしまうような高価格帯の日焼け止めまで。女子高生、女子大生が使う日焼け止めの予算は、大体どれくらいなのでしょうか。
調査の結果、使用している日焼け止めの平均価格は「501~1,000円」という結果になりました。消耗品でもあるがゆえに、比較的手ごろな価格の日焼け止めが人気となっています。
低価格の日焼け止め、女子高生、女子大生はどこで買う?
比較的、低価格帯の日焼け止めを使用している女子高生、女子大生はどこで日焼け止めを購入しているのでしょうか。調査の結果は以下となります。
「ドラッグストア(87.5%)」次いで「スーパー(14.1%)」「生活雑貨店(10.9%)」という結果となりました。種類が豊富かつ幅広い価格帯の日焼け止めが販売されているドラッグストアが圧倒的1位なのも納得です。日焼け止めを500~1,001円の間に収めるなら、ドラッグストアで購入するのが安牌なのも理解できますね。
具体的にガールズはどのような日焼け止めを使っているの?
先日、女子大生との座談会で日焼け止めについてお話ししたところ、以下のような声を聞くことが出きました。
・ビオレの白くなる「アクアリッチ」の日焼け止め使ってます。
塗った時にベタベタしないし、トーンアップするし、安いから今愛用してます。(大学1年生・Aちゃん)
・スキンアクアのピンクと青を使用しています。
自然にトーンアップしてくれるから好きです。あとは沢山使うから、安いのも嬉しいです!(大学1年生・Bちゃん)
・今は韓国でたまたま買った日焼け止めを使用してます。普段は、ビオレの「アクアリッチ」を使ってます。TikTokの日焼け止め比較動画で、値段、効果、諸々でこれがいいと見かけたので使ってるんです。(大学2年生・Cちゃん)
日焼け止めを買う決め手はSNSの検証比較動画?
大学2年生のCちゃんは、TikTokで流れてきた日焼け止めの比較動画で値段や効果をチェックしてからどれを購入しているのか決めているということで、他のガールズが何を決め手として日焼け止めを購入しているのかをヒアリングしてみました。
・私はTikTokでトーンアップが期待できる日焼け止め動画が流れてきて、今でもそれを愛用してます♡動画で比較してもらえると分かりやすいんですよね~。(高校2年生・Dちゃん)
・YouTubeで日焼け止めを調べてたら、比較動画が出てきてそれを参考にしました。背中一面に何十種類も日焼け止めを塗ってから日光に当たって、どの商品が一番日焼け止めの効果が出るか検証してくれるんですよ~。自分ではできないから体当たり企画してくれてありがたいです(笑)(大学1年生・Eちゃん)
日焼け止めの種類が多く、なかなか選べないのも現実。どのメーカーのどのアイテムなら日焼け対策の効果が期待できるのか、検証比較動画を投稿しているアカウントを参考にしているガールズもいました。
多くのガールズが求めているのは、「誰が紹介しているか」というより「どの商品がより自分の満足度を向上させてくれるか」。日焼け止めにも、それぞれ価格、テクスチャ、効能と多種多様であり、それは消費するガールズも何を求めているかが一人ひとり異なります。比較動画を見ることで、自分が理想としている予算に収まるか、テクスチャは固いのか、それともゆるいのか、そして効能はどうなのか、といったところをSNSの検証比較動画を見ることで購入判断に至ることもあるのだと思います。
商品を信用する手段として、SNSの検証比較動画を視聴するガールズはこれからもますます増えていきそうです。
日焼け対策にも熱心なガールズの努力
学校に塾、部活にバイトに遊びと日々忙しく過ごすガールズですが、日焼け対策は欠かせません。それも、将来の自分のお肌や体を労わるため、今から日焼け対策に力を入れているようです。
女子高生や女子大生にとっても日焼けは大敵。
毎日の習慣として日焼け対策に奮闘するガールズにエールを送りたいですね。
※本稿に掲載されている商品またはサービス等の名称は、各社の商標または登録商標です。
調査概要
調査対象 :10~20代女性 85名(うち5名は対面インタビュー)
調査方法 :インターネット調査、対面インタビュー
調査期間 :2025年6月
※可読性を加味して小数点以下を四捨五入する事があります。
執筆:mimi
ティーン向けWebメディアでのライターを経験。
現在SNSマーケターとして活動しながら、ガールズのリアルを「大人」にも分かりやすく発信するため執筆活動も行なっています。