「今年の夏(7月~9月)の気温は、全国的に平年より高く、暑い夏になりそうです。7月下旬から8月初旬にかけて暑さのピークを迎え、太平洋高気圧とチベット高気圧の張り出しが重なるタイミングで西日本や沖縄を中心に猛暑となりそうです」
とあり、この記事をお届けしたタイミングは、まさに暑さの盛りのころでしょうか。
今夏の猛暑をどのように乗り切っているのか、
“外出時の暑さ対策”にスポットをあてた調査結果より、コラムをお届けいたします。
①「日傘」「ハンディファン」「こまめな水分摂取」の順
15~39歳女性(175人)において、外出時の暑さ対策としてあがったものは以下図の通りです。
最多は「日傘」(39.9%)で、「ハンディファン」(39.4%)、「こまめな水分摂取」(33.3%)と続きました。
②若年層ほど気にする暑さ対策
暑さ対策状況について年代状況に見ると、「とくに暑さ対策はしていない」を除いた割合、つまり何かしらの暑さ対策をしている割合について、ご紹介いたします。
年代ごとの回収数が少数のため、参考ではありますが、若い年代ほど実施率が高いのかもしれません。
③10代で突出する「ハンディファン」
外出時の暑さ対策の詳細について、全体では次点の「ハンディファン」が【15~19歳:女性】において、「日傘」よりも30pt高く、最多でありました。
そのほか、回答者数が少ないものの【30~39歳:女性】の最多は「こまめな水分摂取」(42.9%)と、年代による対策の違いがある可能性が伺えました。
④ただの手持ち扇風機、というわけではない?
当調査ではハンディファンを使う理由を深く掘り下げるほどの質問を設けておりませんが、
回答者から頂いた画像を確認したところ、ハンディファンは必ずしも“単なる手持ちの扇風機”、というわけではないようです。
下の画像は当調査の回答者が実際に使っているもので、ファンまわりに耳(?)、持ち手にハートのボタンがあしらわれていました。
こうした可愛らしいデザインのファンを持っているのは、「涼しい風を浴びたい」という扇風機としての機能だけでなく、ご自身のファッションのちょっとした飾りとしても用いているからなのかもしれません。
暑さ対策に留まらず、生活者の物質的な変化や違い、また精神的なそれについて今後も継続して調査し、
マーケティングのヒントになるようなトピックスについて、今後もお届けいたします。
調査概要
調査対象者:自社モニター
調査方法 :インターネットリサーチ
調査時期 :2023年7月16日~7月20日
執筆者
林 佑樹
株式会社ウェザーニューズの「お天気ニュース」によれば、