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2021年度のトレンドランキング発表!今Z世代が気になるテーマは“映え”と“推し”

2022年04月11日

コロナ禍とはいえ、日々目まぐるしく変化する世の中のトレンド。昨年もさまざまな流行が見られましたが、特にトレンドに敏感で動きが激しいのがZ世代と呼ばれる10代~20代の若者たちです。
そこでZ世代の女性約500名に、2021年度に流行ったものについてアンケートを実施。これから大きく経済を動かす若者たちが注目する、トレンドをランキング形式でご紹介します。

<好きなプリ機>「盛れる」「可愛いシールデザイン」が選ばれるポイントに

「好きなプリントシール機」について聞いたところ、最も多くの人に選ばれたのは「97%」でした。
選んだ理由として目立ったのが「ちょうどよく盛れる」という点です。「97%」は、韓国語で「着飾っているようで着飾っていないよう」という意味の「クアンク」がテーマ。100%から3%引いた、「97%」の”盛りすぎない抜け感”がZ世代の女性の心をつかんでいるようです。また、座って撮れることでバランスよく撮れたり、シールデザインの種類の豊富さを支持したりといった声も多く聞かれました。

どのプリ機も「盛れること」と「可愛いシールデザインがある」という点が選ばれるポイントとなっているようです。「シールデザイン」へのこだわりは「お気に入りのプリシールを透明なスマホケースの裏に挟んで、シールが見えるようにして持ち歩く」というのが、Z世代のシールの使い方として主流になっていることから重視されています。撮影したシールを「可愛く見せる」ところまで、Z世代には必要不可欠なのです。

「プリントシール機」についていただいた回答のご紹介

・97%は盛れる!自分じゃないみたいに可愛くなる!縦に小顔、横に小顔と自分に合った小顔が選べるのがいい!(東京都在住・16歳)
・97%はリップの色がたくさんあってかわいいし、シールデザインも他のブリ機と違って種類も多いし髪色も変えれるのも染めた気になれて良い!(東京都在住・15歳)
・猫と彼女はプリ機の中に鏡がついてるのが嬉しい。プリ撮る前にメイク直しが出来るし、盛り顔を作れます!(東京都在住・16歳)
・ネコカノはめっちゃ盛れます!顔が小さく見えるし、4人で並んで撮ってもバランスがよく撮れる。(東京都在住・15歳)
・yumecoiは、TikTokで普通の高校生が裏モードの紹介をしていて217万いいねがついててバズってる!(東京都在住・19歳)

<マイベストフォト>どんなテーマも「映え」を意識した撮影がポイント

「2021年度にあなたが撮ったマイベストフォトを教えてください」という質問に答えていただきました。InstagramやTikTokなどのSNSが自己表現の場になりやすい世代にとって、写真のトレンドは高く注目される要素です。

最も多かったテーマが「青春」。寄せられた写真を見ると、友達同士の笑顔の写真というよりも、むしろ人物をはっきり写さないようにし、後ろ姿や、肩を寄せ合った影の姿を撮影するなど、自然でさりげない演出がトレンドのようです。また、全員が顔の前に手でハートを作って顔を隠したり、みんなで卒業証書を持ったりなど、同じポーズで統一感を出す方法も、「青春」を表す写真に多く見られる特徴でした。

また写真においてはずせない言葉が「映え」。その言葉の通り「映える写真」を撮ることを指しますが、具体的にはカラフルさや色鮮やかさ、またキラキラしたものなど、オシャレさを感じる写真を意味します。アンケートには「着物を着て紅葉を見に行きました」などのコメントが寄せられ、「映え写真」を撮るための演出にも余念がないようです。

<プリ撮影持込アイテム>「お菓子」など身近な物でオリジナル性を演出

よりお気に入りのプリを撮るためには、アイテムの使用もテクニックの一つです。Z世代にとって映えを印象づけやすいアイテムがランキングから見えてきました。

1位は「カチューシャ」。猫耳など、テーマパークのキャラクターのカチューシャを付けての撮影が定番のようで、テーマパークに行った日はもちろん、それ以外にも持参して撮影することもあるようです。

2位の「うちわ」は、応援しているアイドルや歌手のコンサートやライブなどで使う、いわゆる推し活グッズ。ただ、それ以外に文化祭や体育祭などの応援アイテムでもオリジナルのうちわを作るのがここ数年のトレンドで、記念にプリを撮影する女性たちも多いです。

その他、多く見られたのが「チュッパチャプスプリ」などのお菓子を持ち込んでのプリ撮影。チュッパチャプスを髪に挿してヘアアクセにしたり、パッケージの色と合わせたリボンを髪につけたりと、お菓子自体を小道具として使うテクニックがトレンドです。

「プリ撮影持ち込みアイテム」についていただいた回答のご紹介

・テーマパークに行ったときは、プリを撮るときもカチューシャを付けて行ったアピールをする!(東京都在住・18歳)
・体育祭の思い出を残したいからジャージを持ち込み!ジャージでは普段プリを撮らないから新鮮!(東京都在住・18歳)

<流行ったこと>「映え」につながるエモいアイテムが1位に

Z世代の中で、2021年に流行したものを聞いてみました。

1位となったのは「フィルムカメラ」でした。フィルムカメラの中でも、昭和〜平成初期生まれには懐かしい使い捨てカメラの「写ルンです」が特に人気を博しています。
撮影した写真をすぐに画面で確認できるスマホやデジタルカメラとは異なり、「撮影した写真を現像されるまで待つのが楽しい」といったアナログならではの楽しみ方ができるところが人気の秘密。さらにフィルムカメラとはいえ、現像に出す際に写真のデータ化サービスを依頼すれば、画像データでもスマホに保存ができます。アナログな写真を手軽にSNSへアップできることも、魅力のようです。
また、レトロでめずらしいアイテムであることからも、あえて見せるために透明なバッグに入れて「写ルンです」を持ち歩く方もいました。いずれにしても、やはり「映え」につながるアイテムが、若者の人気に火をつけたようです。

4位にランクインした「推し活」は、ここ数年で定着した言葉ですが、Z世代では「推し」の意味を「贔屓にしている」という意味の範疇を超えて幅広く使っています。「好き」「ファン」「お気に入り」という意味を表すときは、すべて「推し」を使います。アイドルや芸能人だけでなく、身近な存在である「先生」や「食べ物」に対しても使用されます。そのため、「推し活」は、好きな対象に対して支援や応援をすることを意味しています。

「流行ったこと」についていただいた回答のご紹介

・フィルムカメラは学校で撮るとエモいから持ち歩いていた。夕焼け×学校の組み合わせが最強にエモい。(東京都在住・16歳)
・フィルムカメラは消せない写真や、沢山枚数を撮れないところが味がある感じに憧れがあった。淡い感じの写りで画質の悪さも味がある。(東京都在住・20歳)
・InstagramやTikTokでおしゃピクの投稿をめっちゃ見て自分もやりたいなーって思ってた!(東京都在住・16歳)
・おしゃれな空間を作って、写真を撮って、SNSに乗せるまでがおしゃピク。単色系でコーディネートするのがおしゃれ(東京都在住・20才)
・イカゲームはTikTokのオススメにドラマの一部分やイカゲームの音源でダンスしている動画が気になって、めっちゃハマって2日で見終わった!(東京都在住・16歳)
・コスメ好き女子4人でホテル女子会をやったよ!コスメを大量に持ち込んでケーキを食べながら自分の推しコスメを紹介し合いました☆(東京都在住・18歳)

<ことば>Z世代の流行語はYouTube発信が主流に

若者の「ことば」はその年を表す世相のようなもの。流行した背景には、影響力のある人や世代のコミュニケーションの仕方が見えてきます。

Z世代が最も「はやった」と感じていることばは「はにゃ」でした。これはYouTubeから流行した言葉で、一般的な「あれ?」と同義語。疑問や不思議に感じたときに使う感嘆詞です。

また、3位の「きまZ(ゼット)」も、人気ユーチューバーから流行したことば。3人組ユーチューバー「ウチら3姉妹」の1人であるとうあさんが使い始めたことで、若い世代が多用するようになりました。使い方は「気まずい」と感じたときに発します。
ひと昔前のはやりことばはテレビから始まることが多かったですが、昨今はYouTubeから広まることが多いようです。

<推しへの感情>「推し」への時間や出費は優先順位が高め

「はやったもの」のランキングでも上位に挙げられた「推し活」ですが、Z世代の女性は「推し」に対してどんな思いを持っているのでしょうか。

最も多く挙がったのが「生きがい」という感情。人生をかけるほど、「推し」に対して熱を入れている人が多いことがわかります。
「尊い」は、本来の「崇高で恐れ多い」という意味よりも、「強すぎる愛着」や「最上級の憧れ」を表しています。つまり、「推し」に対して常に最上級の賛辞を送っているのです。
また「リアコ」とは、推しに「リアルに恋している」状態のことを指すワードです。

アンケートの回答を見ると、「推しがいるから、バイトと学校頑張れる」という声や、「推しの誕生日や記念日を祝う」と個人的にイベントをしているといったコメントが見られ、推しへの時間や出費は優先順位が高いようです。

<誕生日の祝い方>本人不在の「推し」の誕生日パーティーで交流を楽しむ

誕生日を祝う会は、どの世代も一度は機会があるものですが、Z世代にとっての「誕生日の祝い方」について聞いてみました。

上位に挙がった「ケーキ・プレート」や「バルーン」は、従来からの定番アイテムですが、3位の「本人不在」は独特な祝い方です。
本人がいない誕生日とは、推しの誕生日パーティーのこと。オリジナルシャンパン(オリシャン)や推しのイメージカラーのアイテムなどさまざまなグッズを準備し、推し仲間とともに盛大にお祝いをします。SNSで写真をアップし、推しの名前でタグ付けして推しが同じ人同士で交流することもあるそうです。タグ付けは、推し本人に気づいてもらえたり「いいね」してもらえるかも……と期待をしつつ行うそうで、誕生日会を推し活のイベントの一つとして楽しんでいるようです。

また5位に入った「学校サプライズ」とは、友人の誕生日にロッカーへプレゼントを隠して驚かせたり、手紙でプレゼントの場所を探らせて謎解き要素を用いて誕生日を祝ったりなど、学校内での誕生日サプライズイベントのこと。Z世代の女性にとって、誕生日はみんなが楽しむ、交流するイベントなのかもしれません。

<まんが・アニメ>若者の心に響くセリフがある作品が愛される

流行ったアニメやキャラクターは、その世代らしさや時代を感じる指標になりやすいもの。Z世代の女性たちの中で昨年流行したキャラクターを聞いてみました。

アニメもキャラクターも老若男女問わず国民的な人気を博した「呪術廻戦」や「鬼滅の刃」が上位にランクインしました。

「東京卍リベンジャーズ」は、週刊少年マガジンにて連載している少年漫画で、不良だった主人公が過去に恋人が殺害される運命を変えるべく、タイムリープ能力を使って暴走族チームで成り上がるという、サスペンス作品。主人公の佐野万次郎(マイキー)の「ひよってるやついる?いねーよな」というセリフは、Z世代でよく使われていました。

まんがもキャラクターも、可愛さやカッコよさだけでなく、今の自分の心にグッと響くセリフやストーリーがあることで、若者に刺さりやすくなるようです。

「まんが・アニメ」についていただいた回答のご紹介

・領域展開のポーズと音源がTikTokで流行ってて、何のマンガだろうと思って調べたら呪術廻戦だった!(東京都在住・19歳)
・鬼滅めっちゃ流行った!子供から大人まで幅広い間で流行ってた!マンガも映画もアニメも一通り全部見たよ!(東京都在住・18歳)
・TikTokでマイキーの「ひよっているやついる?いねーよな?」が流行ってました!実写版の映画もイケメンばかりが出てて、映画でバズってマンガやアニメも見る子が増えたと思う!(東京都在住・19歳)
・僕のヒーローアカデミアはヒーロー系の王道系なんだけどただの青春じゃない感じ!話しの内容が深くて飽きない。(東京都在住・18歳)
・ハイキューはTHEスポコン!青春!このマンガでバレーのルールを学びました!(東京都在住・18歳)

<コスメブランド>上位の半分以上が韓国発のコスメブランドに

コスメはZ世代の女性には興味関心が高いジャンルです。若い女性が愛用しているコスメブランドのランキングです。

2021年度は、1位の「rom&nd(ロムアンド)」のジューシーラスティングティントが大ブームとなり、複数本持っている方も少なくありません。色のバリエーションが多く、イエローベース(イエベ)・ブルーベース(ブルベ)といったパーソナルカラーに合わせて購入する方も多く、自然な血色感で艶のある唇を作れることから「粘膜リップ」と呼ばれる新色カラーも流行中です。また、リップ以外ではリキッドグリッターの支持も高く、下瞼をぷっくりさせて見せる涙袋メイクの必須アイテムです。

また注目したいのは、ランキング内のうち半分以上が韓国発のコスメブランドという点です。「CLIO」はタレントの指原莉乃さんが愛用しているアイシャドーが話題になったり、「イニスフリー」は肌がさらさらになるフェイスパウダーが人気になったりと、韓国コスメはプチプラで質が良く、有名人が愛用している点からも、話題性が高いようです。

「コスメ」についていただいた回答のご紹介

・ロムアンドのリップ持ってる!誕プレの定番!これプレゼントしたら間違いない。(東京都在住・16歳)
・ロムアンドは、今は粘膜リップが今めっちゃバズってます!(東京都在住・18歳)
・KATEのまつ毛下地は口コミが良かったから買いました!Instagramでもばずってたような!(東京都在住・18歳)
・KATEのリップモンスターは5番の色がかわいくてお気に入り!発色いいのにマスクにつかない!(東京都在住・16歳)
・クリオのクッションファンデのキルカバーシリーズが大好き!クッションファンデ界で優勝!カバー力がすごいよ!(東京都在住・19歳)
・CANMAKEのマシュマロパウダーはみんな持ってた。売り切りが続出していて買えない友達もいます!(東京都在住・19歳)

コロナ禍で外出や交流が制限されていても、流行は移り変わっている

今回のトレンドランキングからは、「映え」や「推し」がキーワードとなり、愛する者・物のために時間とお金をかけ、SNSで共感し合うことで自己の満足を得るという、若者のスタイルが見えてきました。また、よりオリジナルな楽しみ方を求める傾向も強くなっているため、「自分らしさ」を見せられる、より個性的な表現につながるものへの消費が高まっていくのではないでしょうか。
一昨年から引き続き、まだまだコロナ禍によって外出や交流の仕方が制限されがちですが、そんな中でも刻一刻と流行は移り変わっています。今年も行動のバランスは模索しつつも、若者による新たなトレンドが生まれていくことでしょう。

調査概要

調査対象者:16~26歳の女性513名
調査方法 :インターネットリサーチ
調査時期 :2021年12月28日~2022年1月6日