• ホーム
  • 自主調査
  • 2026年夏ドラマは視聴率・満足度共に「VIVANT」が首位!若年女性のドラマ視聴状況を調査

2026年夏ドラマは視聴率・満足度共に「VIVANT」が首位!若年女性のドラマ視聴状況を調査

テレビの視聴状況も変化している昨今、若年女性たちは地上波テレビドラマをどのようにとらえているのでしょうか。
当社が運営するアンケートアプリ「coetto」ではドラマの視聴状況に関する調査を定期的に実施しています。「2026年夏ドラマ」に関して、若年女性の視聴率・満足度の高いドラマ作品とその理由、若年女性のドラマの楽しみ方について探りました。

年代別夏ドラマ視聴状況、20代前半は「何も見ていない」人が8割を超える

2026年7〜9月期に地上波で放送されていた連続ドラマ(以下、夏ドラマ)の視聴状況について、10〜20代女性158名に聞いたところ、何かしらの夏ドラマを視聴していたと回答した方は34.2%にあたる54名で、「何も見ていない」と回答したのは全体の65.8%に当たる104名となりました。
前回実施した2026年4〜6月期放送の「春ドラマ」に関しては、69.1%の方が「何も見ていない」と回答していました。今期は「春ドラマ」と比較すると、何かしらのドラマを視聴している方がやや増加した、ということになります。

年代別に見ると、「何も見ていない」と回答した割合は、10代後半で51.1%、20代前半で82.3%、20代後半で51.9%となり、大きな差が見られました。
10代〜20代全体では65.8%の方が「何も見ていない」という結果でしたが、実は10代後半と20代後半では半数以上の方が何かしらのドラマを視聴していたことになります。

なお、回答数が少ないため参考値となりますが、30代前半では38.5%、30代後半では27.3%、40代では42.1%が「何も見ていない」と回答しました。今回の調査では20代前半の「何も見ていない」割合が、他の年代と比べても高いことがわかります。

過去2回(2026年冬、2026年春)の20代前半のドラマ視聴率を確認したところ「何も見ていない」と回答した人はそれぞれ70.2%、76.9%でした。(全体ではそれぞれ60.2%、69.1%)
2026年夏ドラマに限らず「20代前半のドラマ視聴率が他の世代に比べて低め」という傾向が続いており、今回の調査ではそれが顕著に現れたと言えそうです。

2026年夏ドラマ視聴率・満足度共に「VIVANT」が首位!

2026年の夏ドラマについて、「今期見ているドラマをすべて選んでください」と質問したところ、10代・20代女性に最も多く視聴されていたのは「VIVANT」(10.8%)でした。続いて「Tシャツが乾くまで」(7.6%)が2位、「ラストノート」「告白-25年目の秘密-」がともに4.4%で同率3位となりました。

また、「今期見ているドラマで1番おもしろいと思うドラマを教えてください」と質問したところ、こちらも「VIVANT」が9.5%で1位となっています。視聴率だけでなく、満足度の面でもトップとなりました。
2位には「Tシャツが乾くまで」「告白-25年目の秘密-」「君の好きは無敵」の3作品が3.2%で並び、続く5位には「GTO」(2.5%)がランクインしています。

視聴率では2位の「Tシャツが乾くまで」が「VIVANT」に迫るも、満足度では差が広がる結果に

視聴率・満足度の両方でトップとなったは「VIVANT」は、2023年夏に放送された作品の続編で、堺雅人さん演じる主人公の物語が再び動き出します。
前作からのファンが多いことに加え、スケールの大きなストーリーや先の読めない展開に注目が集まり、今回の調査ではとくに満足度の面で他作品を大きく上回る結果となりました。

視聴率2位となった「Tシャツが乾くまで」は、蒼井優さん主演、「silent」などを手掛けた生方美久さん脚本によるオリジナル作品です。ある事故をきっかけに、二組の夫婦それぞれが抱える「愛」と「秘密」が交錯していく物語が話題となっています。
同作は視聴率では7.6%と、10.8%の「VIVANT」に迫る勢いでしたが、満足度では3.2%(「VIVANT」は9.5%)とやや水をあけられる結果となっています。

視聴率でも4.4%で3位、満足度では3.2%と同率2位となった「告白-25年目の秘密-」は、松村北斗さん演じる雪村爽太が、初恋の相手・野瀬麻里子に25年間思いを寄せ続けるところから始まるラブサスペンスです。

同じく満足度2位にランクインしている「君の好きは無敵」は、松本若菜さん演じる元コンサルタント・草壁杏奈と、佐野勇斗さん演じるキャラクターデザイナー・瀬尾深月が、世界的な人気キャラクターの誕生を目指すラブコメディです。キャラクタービジネス業界を舞台に、「好き」や「かわいい」をテーマに描かれているところも注目を集めています。

一方で、内田有紀さん・寺西拓人さんW主演の、歳の差のある男女が惹かれ合っていく純愛ドラマ「ラストノート」は、視聴率では4.4%で3位に入ったものの、満足度では0.6%と10位にとどまりました。

ドラマを面白いと感じるポイントに「俳優の演技力」があり。さらに前作への思い入れに対するコメントも

「1番おもしろいと思うドラマを選んだ理由を教えてください!」と質問したところ、10代・20代女性から次のような回答が集まりました。

VIVANT

前作から見ていて、やっぱり堺雅人の演技力と物語の意外性に圧倒されたから(10代後半・高校生)
話の展開がおもしろい(10代後半・大学生)
伏線ありまくりで面白い(10代後半・大学生)
話は難しいけどおもしろいから(10代後半・高校生)

「VIVANT」には、物語の展開や伏線の多さを面白いと感じる声が寄せられました。「話の展開がおもしろい」「伏線ありまくりで面白い」といった声からは、先の読めないストーリーに引き込まれている様子がうかがえます。

また、堺雅人さんの演技力を評価する声もあり、複雑な物語を楽しみながら、出演者の演技にも魅力を感じていることがわかります。
さらに、話題となった前作から続けて視聴しているという声もあり、続編も10代・20代女性たちにとって満足度の高いものとなっているようです。

Tシャツが乾くまで

蒼井優の演技が上手い(20代後半・社会人)
蒼井優 どの役を見ても自然体で魅力的(30代後半・社会人)

「Tシャツが乾くまで」には、蒼井優さんの演技力を評価する声が寄せられ、出演者の演技力が作品を面白いと感じるポイントのひとつになっていることがうかがえます。

告白-25年目の秘密-

松村北斗が好き(10代後半・高校生)
内容が面白いから(10代後半・高校生)

「告白-25年目の秘密-」は、松村北斗さんが好きということをきっかけに視聴する人がいる一方で、作品そのものの内容を面白いと感じている声も寄せられています。出演俳優への好意とストーリーの面白さという、異なる2つの側面から評価されている点が特徴的です。

君の好きは無敵

コメディ作品だから笑って見れるのがいい(20代後半・社会人)
2人の掛け合いがテンポよくて面白い(10代後半・高校生)

「君の好きは無敵」は、ラブコメディならではの気軽に笑って楽しめる点が評価されたほか、佐野勇斗さんと松本若菜さんによる2人の掛け合いにも注目が集まりました。テンポの良いやり取りが作品の楽しさをより引き立てて、肩の力を抜いて楽しめる作品として支持されているようです。

ミステリー要素・伏線回収の醍醐味があるドラマが上位にランクインする傾向があるなか、ドラマ満足度でも2位となっている同作。キャスト同士の軽快な掛け合いやコメディならではの見やすさが、作品全体の満足度の高さにつながったのかもしれません。

10代・20代女性が選ぶ、夏ドラマで1番好きな出演俳優は?

VIVANT

VIVANTの堺雅人さんで、演技力がすごいから(10代後半・高校生)
VIVANTの堺雅人。役にハマりすぎてておもしろい。見ててくどくならない(10代後半・高校生)
VIVANTの松坂桃李。役に合っていてかっこいいから(20代前半・社会人)

「VIVANT」では、堺雅人さんをはじめとする出演者の演技力や役へのハマり具合を評価する声が寄せられています。「演技力がすごい」「役にハマりすぎている」といったコメントからは、キャストの表現力で作品の世界観に引き込まれていく様子がうかがえます。

また、役に合っていてかっこいいという声もあり、キャストのイメージや魅力と役柄との相性も面白いと感じるポイントとなっているようです。ストーリーだけでなく、キャストの演技や役へのハマり具合も「VIVANT」の魅力のひとつといえそうです。

Tシャツが乾くまで

蒼井優さん。 とても演技が自然体(20代後半・社会人)
高橋文哉。可愛い顔してて良い(10代後半・大学生)

「Tシャツが乾くまで」には、蒼井優さんや高橋文哉さんなど、出演者の魅力や役柄との相性を評価する声が寄せられました。蒼井優さんの自然体な演技を評価する声が挙がっている点は「VIVANT」とも共通しており、出演俳優の演技力が作品を楽しむ上でのポイントになっていることがわかります。

告白-25年目の秘密-

松村北斗!アイドルとしての推しであり、俳優面も推します(10代後半・大学生)
松村北斗さん 演技がうまい、かわいい(20代前半・大学生)

「告白-25年目の秘密-」の松村北斗さんには、アイドルとしての人気に加え、俳優としての演技力やかわいらしさを評価する声も寄せられました。もともとのファンから支持されているだけでなく、俳優としての魅力にも注目が集まっていることから、アイドルと俳優の両面で支持を集めている様子がうかがえます。

君の好きは無敵

君の好きは無敵の松本若菜さん(20代後半・社会人)
佐野隼斗 かっこいい顔がイイ(20代後半・社会人)

作品を面白いと思うポイントを聞いた際にも、テンポの良い掛け合いが評価された「君の好きは無敵」。松本若菜さんと佐野隼斗さんに、好きな出演俳優としてもそれぞれコメントが寄せられました。
松本若菜さんへの支持に加え、佐野隼斗さんにはルックスを評価する声もあり、作品の中でのキャラクターや2人の掛け合いを楽しむことが、出演俳優自身への興味や支持にもつながっているのかもしれません。

GTO

反町隆史かっこいい(10代後半・高校生)
GTOの梶原叶渚さん。とにかくかわいい(10代後半・高校生)

1998年に放送され、社会現象となるほどの人気を集めた「GTO」は、元暴走族の教師・鬼塚英吉が、問題を抱える生徒たちと向き合いながら奮闘する学園ドラマです。そんな「GTO」シリーズで主演を務めた反町隆史さんには、10代の高校生からも、変わらぬかっこよさを評価する声が寄せられています。
また、今作に出演している梶原叶渚さんについても「とにかくかわいい」と、ビジュアルを支持する声が挙がりました。

世代を超えて知られる人気シリーズということもあり、作品そのものだけでなく、出演者の魅力にも注目が集まっていることがうかがえます。

ラストノート

ラストノートの草川拓弥くん。表情管理が最高すぎる(10代後半・高校生)

「ラストノート」に出演している草川拓弥さんには、作品の中で見せる表情の豊かさに注目する声が寄せられました。
役柄の感情に合わせて見せるひとつひとつの表情が魅力として捉えられており、ストーリーだけでなく、俳優の細かな表現まで楽しみながら視聴されているようです。

「原作が好き」はドラマ視聴の決め手になりにくい?メディアミックスによる相乗効果とは

原作が実写ドラマ化される作品も多いもの。実写化が発表されると様々な意見が飛び交いますが、実際に10代・20代女性はどのような反応を見せているのでしょうか。今回は、「原作ありのドラマ」について、視聴前・視聴後の動向を探ることで、メディアミックスによる相乗効果について考えました。

まず、10代・20代女性に「漫画や小説などが原作のドラマを、原作がもともと好きだったことがきっかけで視聴することはありますか?」と聞いたところ、回答結果は以下のようになりました。

「原作をもともと好きだった」ことがきっかけでドラマを視聴することについて、「まったくない」(48.1%)と回答した女性が最も多く、半数近くの女性は、原作を好きだったことがドラマ視聴につながることはないと答えています。

一方で、「よくある」7.0%、「ときどきある」17.1%、「あまりない」(27.8%)と回答した女性も一定数おり、原作が好きだったことをきっかけにドラマを視聴するケースも見受けられます。

「原作をもともと好きだった」ことが必ずしもドラマ視聴につながるわけではないものの、原作への興味がドラマを視聴するきっかけのひとつになっている様子がうかがえました。

「続編を観た」が最多。10代・20代女性が、ドラマ視聴後に関連作品に触れる機会

「ドラマを視聴したあとに、原作や関連作品に触れたことはありますか?」と、ドラマ視聴後の行動について質問したところ、結果は以下のようになりました。

ドラマ視聴後になんらかの行動を取った女性のなかで最も多かったのは、「続編を観た」(18.4%)です。

その他の回答については、「原作の漫画を読んだ」(12.7%)、「映画版を観た」(11.4%)、「原作の小説を読んだ」(10.1%)となり、原作からドラマ視聴へ、ドラマから原作漫画や小説へ、ドラマから続編や映画版へと、それぞれ別のアクションにつながる流れが、全体の1〜2割程度見られる結果となっています。

原作が好きであることがドラマ視聴に直結するケースは多くないものの、ドラマ視聴後には、続編や映画版を観たり、原作の漫画・小説を読んだりする動きが一定数見られました。ドラマが入口となり、関連作品へ興味が広がるメディアミックスの効果は、若年女性の間でもある程度あると言えそうです。

地上波ドラマを取り巻く視聴環境が変化するなかで、若年女性がどのような作品に興味を持ち、どのようにドラマと出会っているのか。ガールズ総合研究所では、今後も定期的な調査を通してその変化を追っていきたいと思います。

調査概要

「2026年夏のドラマ」に関するアンケート
調査対象者​:10代~50代の女性210名
調査方法​:インターネットリサーチ​
調査時期​:2026年8月4日(火)~8月18日(火)​

執筆:Kai

ティーン向けファッション誌やWebメディアでのライターを経験。現在はコスメ、ファッション、推し活や韓国カルチャーなど、トレンド情報に特化した内容を中心に執筆活動を行っています。

記事への感想をお寄せください。転載を希望される方もこちらよりご連絡ください

CONTACT