プリントシール機シェアNo.1*のフリュー株式会社の調査機関「ガールズ総合研究所」によるガールズ実態調査メディア

*2021年夏 自社調べ

高校生ガールズの自主的なお勉強事情。

「ガールズの日常」では商品レビューの座談会等でフリューに来社いただいたガールズのお話や、自社ユーザを中心にご利用いただいているアンケートアプリ「coetto」の回答をもとに、彼女たちの日常における何気ない行動や思考を発信しています。今回は高校生・大学生ガールズに聞いた「自主的な勉強」について。

「日々勉強する環境」について

先日、高校生ガールズとお話をしていると「テスト前にカフェで友達と勉強してきた」というお話を聞きました。その時間はすごく楽しく、有意義だったそうです。
その他にも、自宅での勉強は「わからなくなっても近くに聞ける人がいなくて行き詰まる」「自室ではつい気づくと携帯電話をいじってしまう…」「あえて勉強はリビングでしてる」「友達と通話しながら…」という声を聞いたことも。
では、高校生にとって「自身が勉強に適していると感じる」環境はどのようなものなのだろう?と思い、今回71名の女子高校生にアンケートを実施してみました。

高校生ガールズ、普段勉強はどれくらいしてる?

ちなみに私が高校生の頃は、テスト前以外はあまり(いや、ほぼ)勉強していなかった記憶があります。
宿題も滅多になかったので、放課後を友人と楽しみそのまま帰宅していたような…。


令和のJKたちはどれくらい勉強に時間を割いているんでしょうか。

テスト前のシーズンでなければ、73.3%の方が1日の勉強時間は1時間未満と回答しています。

また、この1時間未満を分解すると、
普段:30分未満62.0%、30分〜1時間未満11.3%
テスト前:30分未満23.9%、30分〜1時間未満4.2%
と、30分未満が多くを占めています。

高校生ガールズは、普段どこで勉強している?

続いては「普段どこで勉強しているか」 という問い(複数回答)です。
こちらは多くの高校生が「自分の部屋」と王道の回答。

カフェでの勉強ってどうなんだろう

冒頭でも触れたカフェでの勉強。
社会人になるとノマドワーカー等、カフェで仕事をするのが基本スタイルという方も多く見かけますが、高校生にとってカフェワークがどんなものか聞いてみました。

先ほどのアンケートでは全体の16.9%の方が「勉強する場所」にカフェをあげており、その方たちに以下の質問を投げてみました。

「カフェではどれくらいの時間勉強する?」

カフェに行く方は2~3時間は勉強をしているようです。

また、カフェではドリンクをオーダーしなければなりませんが、少ないお小遣いの中から自分で出しているのか気になったのですが、みなさん自分で出しているとのこと。

日々勉強する場所としては保護者からの援助も少ないのかもしれません。

集中できる場所とできない場所、カギになるのはオトとヒト?

集中できる場所とできない場所について自由記述で聞いてみましたが、意見が思ったより色々と出てきました。

<勉強に集中しやすい環境の回答>

・静かな場所(例:自習室、図書館、自室)
「静かだから集中できる」
「雑音がない方がいい」

・適度な音がある場所(例:音楽が流れている環境、リビング)
「無音よりも音楽がある方がいい」
「リビングは適度にガヤガヤしていて集中しやすい」

・周りに勉強している人がいる環境(例:図書館、塾の自習室)
「周りの人が勉強していると自分もやる気が出る」
「知らない人がいると『やらなきゃ』となる」

・誘惑が少ない場所(例:学校の自習室、図書館)
「家は誘惑が多いけど、自習室は勉強するしかない」
「スマホが触れない環境なら集中できる」

<勉強に集中しにくい環境の回答>

・誘惑が多い場所(例:家、特にリビングやベッドのある部屋)
「家はテレビやスマホ、お菓子があって集中できない」
「リビングだと家族と話してしまう」

・人の声や雑音がある場所(例:カフェ、学校の休み時間、友達の家)
「カフェはおしゃべりしちゃう」
「話し声が入ると集中できない」

・慣れていない場所(例:図書館、知らない場所)
「慣れてないと落ち着かない」
「知らない人が多すぎると気になる」

・周りに人がいすぎる or いなさすぎる場所
「人が多すぎると気が散る」
「逆にいなさすぎてもスマホを触ってしまう」


傾向としては、「静かで適度な環境」が集中しやすく、「誘惑(スマホやTVやだらけてしまう誘引)の少なさ」が重要で「人の存在の有無」は賛否両論(監視があると集中する人 vs リラックスできない人)がいると言った感じで、音や雑音については「適度な音がある方が良い」派と「無音が良い」派も分かれているようでした。

自分にあった環境を見つけるサポート

自由回答を見ていると、自分にあった環境や集中できるスタイルは様々で、みなさん模索しながらそれぞれ自分にあった形で進めているのだなと気づきます。

また、高校生の授業1コマが45~50分程度であるように、勉強は集中力との戦いであり長ければ良いというものでもなく「勉強は15分ずつが最適」との文献もあります。

高校生ガールズは「集中に適した環境の模索」を繰り返し、
勉強の妨げとなる「誘惑」(スマホ・テレビ・くつろぎすぎる環境)を避ける工夫をしながら、日々勉強に取り組む努力をしているんですね。

調査対象 :女子高校生 71名
調査方法 :定量調査
調査期間 :2025年1月~2025年2月
※可読性を加味して小数点以下を四捨五入する事があります。

執筆:小林 夏子
フリュー株式会社 ガールズ総合研究所所属
中高生向けメディアの編集長を経て、毎日触れ合ってきたガールズの感覚や気持ちをオトナにわかりやすく発信するため、調査・執筆活動を行っています。